木材の地産地消を目指して~多摩産材~②
- 無垢材 多摩産材について
国内の無垢材を多く取り扱って来ましたが、以前より取扱たいと思っていた地元の材木「多摩産材」。中々機会に恵まれずにおりましたが、漸くご縁があり取り扱える事に。
あきる野市にある「沖倉製作所」より多摩産材を仕入れる事が出来、この度第一弾として「節ありのヒノキ」をフローリングに使用させて頂きました。
*香と柔らかい雰囲気に包まれます。
まず「多摩産材」とは、東京都内の多摩地域で生育し、その地区で生産・認証された木材を「多摩産材」と言います。そして多摩地域の適正に管理された森林から生産されたことが「多摩産材認証協議会」によって証明されたものが「認証材」となります。認証材は、森林所有者から製材業者までの流通過程が登録した事業者によって行われるため、多摩産材の産地が確実に証明されます。認証材には、証明書類が添付されます。
その認証材をダンリノではあきる野市にあります、「沖倉製作所」様より調達する事になりました。
見渡せば多くの木々が育つ山が多い関東。でも木々を程よく伐採し、手入れをしていかないと山は荒れ、木々も育たなくなってしまいます。そんな近隣の資材を使用する事で、少しでも近隣の林業の手助けになればと。そして地元である多摩産材を使うことは、運搬にかかるエネルギーやCO2排出を削減し、地球環境への負荷を低減できるという意味も有ります。
そして沖倉製作所様からの言葉で一番心に響いたのは
「東京で使う木は、東京で育った木が一番。
東京の空気にあった木だから、東京の空気で呼吸(いき)をする。」
です。人と同じ環境で育った木に囲まれた家で暮らす事は、住む人にとって体にも心にとっても一番住みやすい環境なんだと共感しました。もちろん東京だけでなく、近郊のエリアにも同じ事が言えると思います。
まだまだ小さな一歩かもしれませんが、いつか本当にそれは大きな貢献に繋がると思います。今回セレクトして下さったお客様にも本当に感謝しております。ありがとうございました。